【スラムダンク】新装再編版 5.6巻に収録！『三井寿』はなぜ映画でロン毛ヤンキーだったのか徹底解説

この記事でわかること

・映画で三井が不良だった理由

・安西先生を慕う理由

・映画とつながる原作のストーリー

映画『THE FIRST SLAM DUNK』むちゃくちゃ面白いですよね！
ボクは5回以上見に行きました！

映画では1人のキャラが深堀りされて魅力満載でした。でも2時間という枠の中で5人を深堀りするのは限界があります。

なのでここでは『三井 寿の過去』を魅力タップリに書いています。
この記事を読めばあなたの中にある三井 寿の存在が輝きを増すこと間違い無しです！

※ここで紹介する記事は 『SLAM DUNK新装再編版 5.6巻』に収録されています。

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三井 寿（みつい ひさし）の概要

湘北高校の3年生。
試合中の魅力は覚醒後に連発する3Pシュート。

強豪相手に『体力も技術も気力も』
すべて出し尽くしたあとに覚醒が始まり、
むしろここからが三井の本当の力といえる。

相手からすると完全に倒したと思ったら
自分たちが叩きのめされる恐怖の存在。

山王戦では描写があるだけで全79得点中『合計25得点』を叩き出した。

栄光時代

全中の神奈川県大会 決勝戦。
1点差で負けていて、残り12秒と負けムードがただよう状況。

中学校時代の三井は自信に満ちあふれていた。
能力の高さを鼻にかけることもなく、そのバスケセンスと勝ち気な性格で『仲間に勇気を与える存在』だった。

チームメイトたちは三井の頼もしさに勇気が湧いてくる。

強気にふるまっていた三井だが、じつは内心
『もう勝てないかも』と諦めかけていた。
しかしそんな姿を見せればチームが一気にくずれてしまう。

三井は果敢にパスカットしに行く。
自分の手にあたったボールがコート外に出るのを追いかけ、来賓席へ体ごと突っ込んでしまう。
（このとき、原作に時間の描写はないがおそらく残り7.8秒で相手ボールからのスタート）

『もうダメだ…』

さすがの三井も勝ちをあきらめた　そのとき！

そう言い残し『ほっほっほ』と陽気な仙人のように三井のもとを去る安西先生。

これまで三井はその能力の高さと自信にみちた性格で仲間に勇気を与えていた。
が、自分自身が勇気をもらった経験はこれが初めてだったかもしれない。

三井が勝利への意思を取り戻した。

残り時間5秒ほどか…三井は相手からボールを奪い、ドリブルで自らボールを運ぶ。

相手監督『打たせるなー』
　　　　『絶対三井には打たせるなー!!』

ボールはリングに一切当たることなくゴールを通る

『スパッ』

見事に決め、県大会優勝とMVPを獲得する。

そして来賓席でまた仙人のようにニッコリする安西先生。

挫折…

木暮『その時は想像もできなかったよ…』
　　『三井がこんな風になるなんて……』

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中学を卒業した三井は

『安西先生にあのときの恩返しをする、そして湘北を自分の力で全国制覇へ導く』

そう誓い、県内強豪校からの誘いをことわって無名の湘北へ入学する。

湘北はふつうの公立高校で、バスケ部はいつも1回戦負け。全国なんて行けるハズもなく、先輩部員の意識も低い。

でも三井はそんな状況なのはわかっていた。
それでも尊敬する安西先生のもとでプレーすることを選んだのです。

そして、自分なら湘北をつよくできる絶対の自信があった。

三井は入部後、初めて赤木の体格を見たとき、

三井『なんだコイツは!?』

とビビってしまう。
負けずキライなので自分よりスゴかったら悔しいんです。

しかし、当時の赤木はガタイに頼ったプレイをしていたためスキルゼロだった。

一瞬ビビったがそれを見て三井は『ホッ』とする。

入部直後に1年生チーム同士で行われた紅白戦。
MVPシューターの三井は当然のようにゴールをバンバン決める。

しかし紅白戦で赤木も徐々に素質の片鱗をみせる。

赤木『おっしゃ !! 』

ガタイを活かしたプレイを見せる赤木に三井はスピードと運動量で対抗しようとした。

安西先生『 !! 』
椅子から立ち上がる。

三井は入院することになった。
しかし最初はおとなしく入院していた三井だが、
ガマン出来ずに病院を抜けだし、自主練で膝の状態を確かめる。

三井『いたくねえ!! 』
　　『いたくねえぞ!! 』
　　『いける!!』

治ったかにみえた
しかし焦って練習に戻った結果、再び同じ左膝を故障する。

練習できないもどかしさ。
その間にライバルの赤木は素質を開花させて成長していく。

入学直後にあった絶対の自信はもう失われていた。

『負けたくない…』
『でも左膝が治らない…』
『プレーできない…』
『バスケ部を強くするのはオレじゃない…』

『オレはもう必要ない……』

嫉妬と無力感に負け、三井はバスケ部には戻ってこなかった……

そして復帰へ

三井がバスケ部から去って2年がすぎた。

打ち込むものがなくなり、不良となっていた三井は1コ下の2年生『宮城リョータ』とモメごとをおこす。
宮城もまた、強豪校からの誘いをことわり、湘北高校へ入学した期待の新人だった。

三井はヤバそうな不良仲間と宮城をツブシに体育館へ乗り込む。
しかし花道と流川、そして『桜木軍団』の圧倒的な強さにやられてしまう。

逆にやられてしまった三井。

勝ち目は完全になくなっているのに、1人だけ意地になって悪あがきしていた。

不良仲間たちは『ひいいいいいっ、殺される !! 』と体育館の外に逃げ出そうとしたそのとき！！

かつて自分と同じ夢を目指した赤木が体育館に表れる。

赤木は三井がバスケから離れている間も【全国制覇】の夢をもち続け、木暮とともにバスケ部を引っぱってきた

一方で三井も

【全国制覇】【安西先生に恩返しをする】

その気持ちを完全に捨て去ったわけではなかった。
心のどこかに引っかかっていた。
もしかするときっかけを探し続けていたのかもしれない。。。たぶん

おたがい複雑な気持ちの中、赤木は三井に首がもげるほどのビンタをおみまいする。

ビンタに込められた思いは体育館に乗り込んできたことへの怒りだけではなかったハズ……

木暮『その時は想像もできなかったよ…』
　　『三井がこんな風になるなんて……』

そのとき、安西先生が体育館のとびらを叩く。

ゴン、ゴン・・・・『私だ、開けて下さい』

三井『ドキッ！』

三井を見た安西先生は、『おや？』

三井『あ、安西先生……』

恩人である安西先生を見た三井はこれまで自分の弱さから無理やり抑えていた気持ちが溢れた。

もう止められなかった。

※『三井の復帰』が収録されているのは【SLAM DUNK新装再編版 5.6巻】

まとめ

原作を読んだことのない方は三井にこんな過去があったなんて衝撃ですよね。

これだけの問題を起こしてすべてを水に流す他のメンバーの器の大きさは置いといて😂

このあと三井はバスケ部に復帰し元中学MVPの名に恥じない活躍を見せます。
三井がいなければ全国出場は100％なかったほどの大活躍でした。

また、三井は面倒見もよくて

と、優しく男前な描写が多くみられるのも魅力の一つです。

他の記事では山王戦で見せる三井のカッコいい所をたくさん紹介してますのでぜひ読んでみて下さい！

※ここで紹介した内容は 【SLAM DUNK新装再編版 5.6巻】に収録されています。